◎王の顔◎
・2014年
・全23話
・OST、DVD(コンパクトDVD-BOXあり)
*キャスト
クァンヘグン・光海君(ソイングク)
キムカヒ・キム尚宮(チョユニ)
ソンジョ・宣祖(イソンジェ)
キムドチ(シンソンロク)
仁嬪キム氏(キムギュリ)
ペクキョン(イスンジェ)
中殿パク氏・ウイイン王后(イムジウン)
キムゴンニャン(イビョンジュン)
ソン内官(キムミョンゴン)
コサン(イギョン)
ソヨン(ユンジノ)
ユジョンファ(キムヒジョン)
イムヘグン・臨海君(パクジュヒョン)
イムヨンシン(ユンホンギル)
ホギュン(イムジギュ)
キムドゥソ(チョウォニ)
パク氏(キムヒョンスク)
チョンチョル(チュジンモ)
ユスン(ソングィヒョン)
ユジャシン(イチョン)
イサネ(アンソクファン)
カンジニョル(キムバンウォン)
仁穆王皇キム氏(コウォニ)
ホン氏(チソユン)
キムゴンリャン(イビョンジュン)
定遠君(ソヒョンソク)
信城君(ウォンドッキョン)
パク尚宮(ユンソナ)
ペクキョン(イスンジェ)
コサン(イギヨン)
チョニョリプ(チェチョロ)
ソヨン(ユンジノ)
ジニョン(イテギョン)
ポンドゥ(パクジェミン)
ソンウォル(イムスヒョン)
オギル(チェガンウォン)
サムギル(チョンムニョプ)
オ尚宮(オウノ)
チャンステ(コインボム)
ムチョル(ペクジェジン)
ギョンサン(ユンビンナ)
カプ(キムヨル)
ヨンジュ(キムソジョン)
シンリプ(イジュソク)
キノシタヨシヒサ(キムミョンス)
李如松(クォンテウォン)
イジョンアム(パクジョンハク)
ヌルハチ(ソンヨンギュ)
光海君の子供時代(ソドンヒョン・ホンウンテク)
キムカヒの子供時代(チョンミンソ)
宣祖の子供時代(ホンテウィ)
定遠君の子供時代(パクジュンモク)
*あらすじ&ネタバレ
16世紀末の朝鮮時代、14代王の宣祖は、王の相を持っている自分の息子・光海君に対し、嫉妬心を抱き冷遇していた。
そんな中、宣祖は凶相を補うことができる相を持っている女を探させている中、光海君の相も鍼で変えてしまおうと考えていた。
一方光海君は、宣祖の考えに気づいていたものの、父親であることも理由に気にしないようにしていた。
この状況で、王宮の書庫へ盗賊が現れ、捕まってしまった盗賊は、「龍顔秘書(ヨンアンビソ)」という、一部の人間しか知らない王家伝統の観相書のことをしゃべりだしたのだった。
果たして光海君と宣祖の関係はどうなるのか…?王という名の権力争いはもちろんのこと、光海君とキムカヒの恋愛模様も描かれている時代劇的韓国ドラマです。
*感想&見どころ
王の顔(韓国語では、ワンエオルグル)は、ただ権力争いを繰り広げているだけではなく、相を観ることができる観相師の予言からの王というポジションの権力争いが描かれていたので、違う視点からも楽しめることができました。
元々王の相を持っている自分の息子・光海君に対し、14代王の宣祖が不安感からくるあの嫉妬心は、本当に見どころでした!
…が、んーやっぱり、実の父親に王の相を持っているからといって、あんなに嫉妬心から冷遇されてしまうのは、やっぱり可哀想でしたね。
逆に、自分が王だから自分の息子が王の相を持って生まれたんだよ、なんて誇りを持ってあげればよかったに…なんて感じたりもしました。
それにしても、観相がある意味ちょっとしたテーマとなってストーリーが展開されているので、ところどころで出るその人の観相による運命とか性格とかの分析は、なかなか面白かったですし、興味深かったです◎
光海君自身も観相による分析をしていたりしていたのも、印象に残りました◎
そんな光海君と宣祖の王というポジションの権力争いはもちろんですが、忘れてはいけないのが、光海君とキムカヒの恋愛模様!
いやー、これだけ2人とも思い合っているのだから、色々あってもラストはハッピーエンドで締めくくってくれるかな、と思ってい観ていましたが…ねぇ。
キムカヒがかなり自分をある意味犠牲(?)にして、光海君をお慕いして守るぜ!というあの姿勢は本当に感動…!
いやー、なかなかあそこまで体張って守れないですよね。
でも宣祖のあの凶相を補うことができる相手がキムカヒ!なんていうことで、まさかのキムカヒが婚礼へ…って、光海君からしたらこれは当たり前にショックですよね。
この状況で、とにかくすごくグッと来て感動したのが、ようやくカヒが宮廷に来た理由を光海君が知って…というカミングアウトの下り。
もうここの2人の気持ちが切なすぎて、本当に最後は幸せになってほしいと思っていたのですが、勝手な自分のこの考えはかなわず…でした。
最終回では、キムドチも人生最後を迎え、宣祖は毒殺で他界し、光海君が念願の王の座に上り詰めるのですが…。
カヒはしゃべれなくなってしまったという切なさ。
そんなカヒのいるお寺に光海君がやってくるのですが、この時の言葉がめちゃくちゃ印象的でした。
王の顔は民の…という、そこのくだりももちろんですが、そこよりもやっぱりあのカヒへのすべての想いを断ち切る、あの言葉。
カヒも一応うなずいていましたが、もう会いに来ないという宣言とともに告げたこの言葉は、光海君にとっても王となった決意ともとれるのですが、うーんやっぱり切ない…本当に切ないわ!でした。
色々あって支え合った2人だからこそ(特にカヒの方がより光海君への想いが強かった印象)2人が幸せになってほしかったんですけどね。
そんなラストだったから、王の顔の世界では、光海君は新しい法を掲げたように、どんどん民のために王としてできることを全うしていってほしいなという気持ちが残りました。
もう、とにかくカヒはもちろんそうですが、光海君の一途さもめちゃくちゃ心に刺さった展開でしたね。
さてそんな王の顔のOSTは、本当にこのストーリーの展開だからこその切ない曲たちがとにかく印象に残りまくりました。
チョンドンハのさようならその言葉は、本当に切ない数々の光海君とカヒのシーンをより切なくさせました。
またソンスンヨンの君だからも、同様に切ないシーンの切なさをさらに盛り上げてくれましたよね。
そしてミナ (Girl's Day)の一人も、しっとりとした曲調で、とても心地よい歌声とともに、切ないシーンにもぴったりでした。
…って、本当に切ないシーンにぴったりな楽曲達がずらり…!本当に切ない名曲ばかりでした。
もちろん他の歌詞のない曲達も、そんな王の顔の世界観をしっかりと盛り上げてくれました。
王の顔は、何といってもソイングクが主演の時代劇ドラマということで、とても話題になりました◎
カッコよさはもちろんですが、あの演技力は、やっぱりさすがですよね!ぐいぐい王の顔こと光海君の世界観に入っていくことができます。
共演者も、チョユニやシンソンロク、キムギュリはもちろんのことベテラン俳優のイソンジェなど…豪華なキャスト陣で構成されていました。
観相という、ちょっと違う視点から描かれていて、切ない展開がとにかくハマった時代劇的韓ドラでした!