まるの韓国ドラマ備忘録

自分が観た韓ドラだけのあらすじ・ネタバレ・感想・OSTなどをツラツラと…♡あぁ、韓ドラ愛が止まらない…♡

未生(ミセン)

◎未生(ミセン)◎

・2014年
・全20話
・原作がWEB漫画、OST、フォトエッセイ、DVD、Blu-ray

 

*キャスト

チャングレ(イムシワン*ZE:A)
オサンシク(イソンミン)
アンヨンイ(カンソラ)
チャンベッキ(カンハヌル)
ハンソンニュル(ピョンヨハン)
ムドンシク(キムデミョン)
チェヨンフ(イギョンヨン)
チョングァヌン(パクヘジュン)
キムブリョン(キムジョンス)
ソンアジヨン(シンウンジョン)
ハソンジュン(チョンソクホ)
カンへジュン(オミンソク)
チャジョンホ(チェイクジュン)
コドンホ(リュテホ)
ピョンヒョンチョル(イダリョン)
ソンジュンシク(テイノ)
パクジョンシク(キムヒウォン)
ファンヒョン(パクジンス)
チャンミラ(キムガヨン)
チョンヒソク(チョンヒテ)
マボクリョル(ソンジョンハク)
ユヒョンイ(シンジェフン)
シンウヒョン(イスンジュン)
シンダイン(パクジンソ)
ムンサンピル(チャンヒョクジン)
イソクジュン(キムジョンハク)
パクヨング(チェグィファ)
イサンヒョン(ユンジョンフン)
チャンギソク(ヨウィジュ)
キムサンヒョプ(ミンボッキ)
キムソッコ(チョヒョンシク)
ハム次長(パクノシク)
チョ代理(チェジェウン)
パクソミ(イゴウン)
アンナ(イジョンミン)
ミシェルチャン(チェスリン)
ハジョンヨン(イシウォン)
イジンテ(キムギョンリョン)
ソン次長(イジョンネ)
チョン課長(チャスンベ)
ファン部長(チョンソギョン)
パク社長(イムソンピョ)
イウンジ(ソユナ)
ハン常務(キムミョンジュン)
ムンチュンギ(チョンウィガプ)
ソジンサン(ソジェリョン)
ソク代理(シヌチョル)
カン代理(チョンスヨン

ホンスンフィ(ホンスンフィ)
サンシクの若い頃(ぺユラム)
グレの子供時代(キムイェジュン)
ベッキの子供時代(パクハジュン)
ソンニュルの子供時代(イヒョンビン
パクヒョノ(キムウォネ)

 

*あらすじ&ネタバレ

子どもの頃から囲碁の才能があったチャングレは、将来はプロ棋士になると期待されていたが、26歳で挫折してしまい、フリーターとしての日々を過ごしていた。
そんな矢先、ひょんなコネから総合会社のOneInternational(ワンインターナショナル)で、インターンとして他の正社員採用の同期と共に、契約社員としてのサラリーマン生活をスタートさせることに。
果たしてグレは、コネ入社だと揶揄される中、立派に勤め上げることができるのか…!?
とにかく会社員なら絶対共感☆間違いなしな要素がたっぷり含まれている、社会派ヒューマン的韓国ドラマです。

 

 

*感想あれこれ&見どころ

ミセン(未生)は、あのおなじみのWEB漫画・ウェブトゥーンが原作となっている韓ドラなのだとか。
このドラマ、なんだったかな…たしかGYAO!で視聴していたんですけど、配信期限に間に合わず、中途半端になってしまっていたんです。
で、なんと10ヶ月以上ぶり(!)に、ネトフリで視聴再開して、月日を経てやーーーーっと完走しました!(笑)

この原作のユンテホが描いたWEB漫画は、韓国ではサラリーマンのバイブル!なんて感じで人気もすごいようですよ~。
ちなみにこの未生という意味は、囲碁の言葉なのだとか。
意味的には、死に石に見えるけれど、まだ100%そうとは決まっているわけではなく、どちらにも転ぶ石のことなのだそうです。
ほほぉ~、そうなのね、これはしっかりとチャングレのことを表現されているのね。
またこのタイトルのように、ストーリーも第1局、第2局…なんていう具合に囲碁使用に表現されています。
ちなみに自分は、囲碁のことは全く分かりませんが、別に囲碁のストーリーというわけではないので、そんな状況でも全然楽しめるドラマなので安心ですよ。

 

 

 

グレは、正社員として採用されたチャンベッキ、ハンソンニュル、アンヨンイと共に契約社員として入社することになります。
ここでもまあこういうポジションの格差はあるのですが、それよりもやっぱり実力の差も大きくて。
他のみんなは何だかんだスキルは高いのですが、グレは囲碁のプロ棋士になるのを断念、高校を中退(確かね?)という感じで、ここでちょっと差がついてしまっている状態なんです。
この状況で、コネで入社しているわけですから、周囲は面白くありません。

 

 

 

このある意味あっとう的に不利な状況で、グレは商社マンとして色々と奮闘します。
貿易の用語くらい覚えておけ、中国語とか海外の言葉できねーのか!?なんていう感じで、もう大変大変…。
ってこれ、自分だって大変だわ!!!(笑)
そんな中、グレの配置された営業3課でのチーム代理のキムドンシクやチーム課長のオサンシクといった上司たちは、グレに対し、決して優しいとは言えない態度をとりながらも、グレを次第に気にかけていきます。

 

 

 

一方グレもグレで、期待に応えようと自宅で貿易の用語の勉強をしたりと、努力を積み重ね始めます。
なんだかんだ、この最初の方でも予想がつく通り、本当にぶっきらぼうなチーム課長であるサンシクは何だかんだその態度の反面優しさがあるんですよね。
で、ドンシクもドンシクで、気遣ってあげたりしてや…優しい!!
そうなんです、グレは何だかんだ、上司たちにはとても恵まれていた環境だったのです。
それに後押しし、グレは元々地頭が良いタイプなこともあり、仕事がだんだんとできるようになっていきます。
改めて思うんですけど、やっぱりこの「グレは元々地頭が良いタイプだった」というここが結構キーポイントだったなと。

 

 

 

で、他の正社員採用された同期達はどうなのかというと…。
チャンベッキは、鉄鋼1課に配属され、上司の代理であるカンヘジュンとはなんかうまくいかず不満たらたら…。
基礎ばかりやらされて、俺結構できるんですけど?はぁ?なんで俺こんなんしかやらせてもらえないんすか、みたいな感じで、もう勝手にアイテムとか早く出してーみたいな感じで悶々と働いているというプライドの高さ。
このプライドの高さで、ヘジュンに対しイライラしちゃったりして、挙句の果てには転職活動スタートさせたりして…。
でも結局、ヘジュンのありがたさとか諸々に気づき、転職活動辞めて、ここで頑張ろうと踏ん張るという、まあエリートならではのよくある(?)壁にぶち当たっていたりしたんですよね。
個人的に、このヘジュンが一番上司として、好きだったかなー。
もちろん、グレのあのチーム力のあるドンシクや熱い男サンシクな上司の雰囲気も好きなんですけど、静かにしっかりと大切にコツコツ見守っていて、何だかんだ助けてくれる上司のヘジュン。
ここが結構ツボでしたね~。

 

 

 

そしてハンソンニュルは、繊維1課に配属され、代理はソンジュンシクがつきます。
元々実家でも現場主義というか工場勤めの父たちがいたということもあり、現場に対して凄い熱い思いを持っているものの、ジュンシク上司が本気で気に入らない。
嫌がらせを激しくするというわけではないのだけれども、ねちねちやってくるし、飲み代払わないし、もう最悪!
…ということもあり、会社の掲示板に悪口を投稿するものの、あっけなく玉砕してしまい、自分の立場が悪くなりおとなしく働く羽目に…。
おまけにジュンシクの不正を見つけられたと思っていたら、裏金だと予想していたけれど違う不倫の不正だったりともうめちゃくちゃ大変な目にあってしまう状態でした。
なんか、上司にある意味一番恵まれなかった男という印象が個人的に強くて、可哀想でした…。

 

 

 

で、最後に唯一の女性であるアンヨンイは、資源2課に配属され、代理ははソンジュンが付きます。
最悪なことに、女性であるという理由も気にくわないのか、ソンジュンからは指導どころか激しい嫌がらせを受けたり、課全体からいじめというか嫌がらせを受けたり…もう仕事どころではない状態で。
一時期、女性であり同じ気持ちを持って若い頃に働いていた上司たちにも助けてもらったりはするものの、一行に良くならず…。
雑用をしたり、色々と乗り越えつつ、やっと認められ始める…という過程は、結構同じ女性としてグッとくる人も多かったのではないだろうか。
個人的に、ヨンイより、営業1課次長で女性でもシッカリエリートコースを進んでいるソンジヨンの方が、共感度が高かったかな。
本当に、ジヨンはジヨンで悩みつつ、それでもやっぱりこの2人の女性に共通して言えるのは、サンシクがさり気なく気遣って優しかったのは大きかったんだろうな、と。
何だかんだ熱い男、サンシク!いい奴過ぎじゃないですか。
そして話をヨンイに戻しまして…ヨンイはやっと認められたと思った矢先、父親とのお金のトラブルでまた悩んで大変な思いをして気の毒でした。
で、このトラブル、結局解決したの?そのまま後日スルーして終わったの?なんてちょっと気になっていたりもしてます~。

 

 

 

こんな感じで、グレ達はそれぞれ、色々な状況に直面し、葛藤しながらワンインターナショナルの一員として奮闘していきます。
特に営業3課は団結力が強いので、ここで働きたい!と思った人も多いはず。
グレはグレで、他の人とはちょっと違う視点を持っていたので、鉄鋼1課で船に穴(あれ?ひびだっけ?)があいたときも、ふさげばいいんじゃない?みたいな発言で、ヘジュンは助けられて感謝されるという、
奇抜な成功も発揮したりして、さらにここでベッキは嫉妬したり…。
その前には、自信がない状態で働いてたIT営業チーム代理のパクヨングにいい影響を与えたり。
これだけ嫉妬したり色々あるということは、皆それぞれの場で本当に頑張っているということなんですよね☆

 

 

 

、何だかんだこの状況でそれぞれが奮闘し、次第に団結力がうまれ、最初はグレは認められていなかったのですが、ベッキやソンニュル、挙句の果てには他の課の上司たちからも認められるほどになります。
仕事も成功して、はい順調!!!
もちろん、パクジョンシクの不正や最初はチョングァヌンの不可解な行動などもありましたが、これもしかりと解決&グァヌンはすっかりこの営業3チームの課長として溶け込むことに♪
…なんていう矢先、やっぱり自分は契約社員という壁にぶち当たるんですね…。
ストーリーが展開されていくにつれ、それぞれが成長していくわけですが、他の人たちは元々スキルや能力があるだけではなく正社員で未来がある。
でも、グレには契約社員だから未来はない…でももっとみんなと一緒に仕事がしたい。
この気持ちがむくむくと浮かび上がるわけです。

 

 

 

この状況でサンシクは、過去にも契約社員の部下が正社員になれますよね?と言っていて、無責任な言葉を言ってしまい自殺に追い込んだという苦い過去を思い出します。
その過去のせいでサンシクは前に進めませんでしたが、グレが正社員になるために、不正も含まれているチェヨンフも絡んでいる案件に営業3課と共に手を出すことになります。
本当、最初の方ではあのサンシクの同級生のピョンヒョンチョルにコテンパンにやられて可哀想だったり、腐った牛乳飲んだり、もうはちゃめちゃなんですけど、
このがむしゃらさと仕事に対する熱量、一筋差はサンシクならでは!!!
サンシクは、この熱量が苦手!という人やこの熱量がいい!という人、大きく2つに分かれるような人物でもありそうですが(なんかこの熱量、面倒くさいと思われそうな存在でもありそうなので)、自分は好きですよ◎
だからこそ、そのサンシクがグレが正社員になるために、良くない案件を強行しようとする姿勢に、それぞれが戸惑いつつも、グレのためなら…とスタートしようとします。
…が結局グレは、そんなことならやめて!みたいなことで、複雑な心境に…。

でも残念なことに、このことはワンインターナショナルで大ごとになり、チェヨンフも終わってしまったり、左遷されたりでもう大混乱状態…つまり大問題に!!
やっぱりそうですよね、不正ってだめですよねーと。
そんな感じで、何だかんだ色々あり、サンシクもついに辞職を提出して会社を去ってしまいます。

 

 

 

ラストに近づくにつれて、前半は新入社員たちの葛藤が描かれていますが、ストーリーが一変してここもまた面白かったです☆
で、最終回では、あれですよ…サンシクは退職(だったかな?)した先輩の新しい会社で同じように商社マンとしての仕事をスタートさせていました。
最初はヘルメット(だったけ?)がどんなものか試しているのではなく、本当に普通にチキン店で働いているのかと思ってしまったよ…(笑)

そんな中でも、グレの契約満期は着々近づきつつも、ジヨンはもちろんのことヘジュンといった上司、ベッキやヨンイ、ソンニュルたちは、グレが正社員になれるようにできることをやろう!と団結力を発揮。
もうね~~~この団結力もやばいですよね、感動感動感動…。
…しかし、世の中は甘くない…やっぱりグレの正社員化は、叶いませんでした。
そもそもこの会社では大卒以外の正社員は採った前例がないと最初に言われていて、それでも狭き門を少し広げることができたのに…残念でした。

 

 

 

その一件が終わり、グレは退職、そして他のそれぞれのメンバーはそのまま正社員として働いている状態でした。
ちなみに、ソンニュルのあの嫌な上司ジュンシクは、ソンニュルは不倫現場を押さえたものの、黙っていたが結局不倫相手の夫が会社に殴り込みで乗り込んできてバレて終了…(笑)
ベッキとヨンイ、ソンニュルが飲んでいる時に、ニートなグレも現れてみんなで楽しく…あぁでもやっぱりグレ、正社員になってほしかったな。
個人的にはグレはもちろんのこと、周囲皆の努力が認められて、グレが正社員になった!という結末を想像していたので。。
でもなんだかんだ、この正社員メンバーの中で特にベッキは、グレを認めていなかったわけですが、そんなグレを仲間として認めている姿は、結構感動モノでした♪

でもグレには朗報が待ちわびていて、ドンシクが勤めている会社で働けることになるんです♪
おまけに、サンシクとグレのいない営業3課につまらなさを感じていたドンシクまでもが会社を辞めて、そっちに現れ、みんなでまたスタートをするという。
海外にも出向いて色々奮闘しているという姿で幕を閉じました。

グレは結局正社員になることはできなかったけれど、それでもいい終わり方だったなと思います☆
それにこっちのほうが、皆大手企業じゃなくとも、キラキラずっと輝きながら働いていけるのではないかなーと思ってます◎

 

 

 

そんな未生(ミセン)のOSTは、まさにサラリーマン背景にぴったりな楽曲がずらり♪だったなと思っています。
薔薇旅館のロマンは、何とも言えない昭和感も感じられる独特な楽曲で、ハマりました。
赤い頬の思春期の奪われた道、この楽曲もなかなかグッとくる楽曲でした。
ハンヒジョンの明日、イスンヨルの飛んで、イムシワンのそれでも…それで…、クァクジンオンの応援。
そうなんです!イムシワン自身もOST参加しているという凄さ!豪華ですね~♪
またオープニングタイトルの楽曲などの、歌詞のないBGM的楽曲もそれぞれ本当によかったです♪

 

 

 

未生(ミセン)は、イムシワン、カンハヌルが共演しているという豪華さはもちろんのこと、カンソラやピョンヨハン、イソンミンといったキャスト陣も出演していました♪
また、特別出演ことカメオ出演では、チョンスヨン、キムウォネ、オジョンセが出演していたことでも話題になりました◎
個人的にはオジョンセのカメオ役にびっくり…(笑)

かなり視聴開始してから、モロモロな理由で10ヶ月以上も視聴を中断してしまっていた未生(ミセン)…。
いやー本当無事完走することができてよかったです!!!…というか、もう本当に視聴してよかったな~♪
もしかしたら、自分も商社マンだったりしたら、商社マンとしての視点で楽しむことができてさらに共感ポイントとかもモリモリあったのかな?なんて。
(特にサンシク視点とか?いや、どうだろう、皆の視点かな?)

会社員のバイブル的な~というのも納得です☆
そんなこんなで、強制中断でめちゃくちゃ完走までに時間がかかってしまいましたが、完走できてよかったなと思えた韓ドラでした!