まるの韓国ドラマ備忘録

自分が観た韓ドラだけのあらすじ・ネタバレ・感想・OSTなどをツラツラと…♡あぁ、韓ドラ愛が止まらない…♡

チャン・オクチョン

◎チャン・オクチョン◎

・2013年
・全35話
OST、DVD(シンプルBOXシリーズあり)

 

*キャスト

チャンオクチョン(キムテヒ)
スクチョンイスン(ユアイン)
イニョン王妃ミン氏(ホンスヒョン)
チョンチス(ジェヒ)
トンピョン君イハン(イサンヨプ)
スクビンチェ氏チェムスリ(ハンスンヨン*KARA)
チャンヒョン(ソンドンイル)
ミンユジョン(イヒョジョン)
ユン氏(キムソラ)
チャンヒジェ(コヨンビン)
大妃キム氏(キムソンギョン)
大王大妃チョ氏(イチョチュン)
ミョンアン王女(アヨン)
インギョン王妃キム氏(キムハウン)
キムマンギ(イドンシン)
カン氏夫人(ユンユソン)
ホギョン(キムユチョル)
ホジョク(キジュボン)
チョン尚宮(チャンヨンナム)
ソジャギョン(チユ)
チョサソク(チェサンフン)
ポクソン君イナム(イヒョンチョル)
ヒョンム(ペジンソプ)
ヤングン(イゴンジュ)
ヒャンイ(キムガウン)
チェ尚宮(キムナンジュ)
プクチョンニョ(キムセイン)
ソルヒャン(イヒョリム)
ソルビ(ユサラ)
オムシヨン(ハシウン)
ペグン(クォンソンドク)
ヒョンジョン(チョンインテク)
ホンヨン(イジャミン)
ミンアム(キムヨンソク)
イイスク(チョンウク)
チャンギョン(イムスンデ)
ホンジュ(ミンジア)
オクチョンの子供時代(カンミナ)
スクチョンの子供時代(チェサンウ)
ヒョンチスの子供時代(ペクスンファン)
トンピョン君の子供時代(クァクドンヨン)
チャンヒジェの子供時代(イジオ)
ヒャンイの子供時代(ソンスヒョン)
ジャギョンの子供時代(キムミナ)
カックンの子供時代(ユヨンミ)

 

*あらすじ&ネタバレ

韓服作りに長けていたチャンオクチョンは、母親のユン氏が賤民の出であることを理由に、韓服作りの仕事がなくなってしまう。
そんなある日、世子であるイスンはオクチョンと出会うことになる。
ヒョンジョンが崩御したため、スンが即位した後、オクチョンの叔父であるチャンヒョンや大王大妃チョ氏の甥であるチョサソクの状況打破の企みから、オクチョンは針房の女官として宮廷入りすることになる。
再びオクチョンとスンは再会を果たし、次第に惹かれていくのだった…。
果たして権力の狭間で、2人は本当に幸せになることができるのか!?オクチョンとスンの一途な恋愛模様はもちろんのこと、権力争いも描かれている時代劇的韓国ドラマです。

 

*感想&見どころ

チャン・オクチョンは、とにかくこのドラマのタイトルにもなっている人物・チャンオクチョンとスクチョンことイスンの、それぞれの一途な恋愛にとにかくグッときた内容でした♪
最初の頃は、とにかく美人で品があって聡明なチャンオクチョンは、性格的にも本当に周りの人に良くて、まさに完璧な女性でした◎
でもこの完璧すぎるゆえの、他の女性からの嫉妬は避けられない状態で、結構可哀想なところも多かったんですよね…。
しかしそんな状況も長くは続かず、オクチョンもある意味どんどんたくましくなっていきました(笑)

最初の方でオクチョンのサポートを得て念願の英室になるという夢を叶えたインギョン王妃キム氏は、流行り病?(痘瘡?)で他界してしまったわけですが、結構これ可哀想だったなぁと…。
そしてこの時のオクチョンは、本当に優しい人だったなぁ…と改めて感じます。
めちゃくちゃキム氏がオクチョンを純粋に慕っていたところは、まさに姉妹みたいでしたね。

一方イニョン王妃ミン氏も、改めて思うと何だかんだ可哀想な人だったよな~と思うのですが、それでもこのイニョン王妃ミン氏とオクチョンの対立はさすが見どころ!ということもあって凄かったです。
この対立から、オクチョンもある意味次第に強くなっていくというか何というか…。
でも、イニョン王妃ミン氏も、本当に可哀想でしたよね。
だってあれだけ王様は私の物よ!(…なんていうことは言ってませんが(笑))みたいな気持ちがあるのに、王様であるスクチョンイスンは、全然ミン氏に興味なし、な勢い…。
王様の寵愛を受けているのは、本当にオクチョンだけ、という状況が続いていましたからね~。
自分は、オクチョンと違って賤民出じゃなくて名家出で、王妃になる運命を背負って王妃になったのにこの扱いは何!?みたいな…。
このミン氏のオクチョンへの嫉妬むき出しの争いは、なかなか彼女からすると、本当に辛いですよね…というか、本当に惨めすぎなことも多くて可哀想で観ていられなくなりそうでした。

そんな中、オクチョンはとにかくスクチョンイスンに本当に寵愛を受けていて、まさにどちらも相思相愛♡
このイスンのオクチョンとミン氏への態度の違いは、改めて思うと凄かったです!
ここもめちゃくちゃチャンオクチョンの見どころの1つだったのではないでしょうか。
とにかくイスンの寵愛っぷりといいますか、オクチョンへの一途な愛は、ミン氏には申し訳ないのですが最高でした♡

でも、この状況もずーっと長く続くわけではなく、オクチョンも王妃になり権力を手にした辺りからイスンへの不安さから、嫉妬心が出てしまい、残念な女になり下がってしまうんですよね…。
これがきっかけで、2人は行き違いになってしまうところがあったんですけど、正直最初は本当にイスンはオクチョンへの気持ちが覚めたのかな?と思ってしまったほどでした。
だってこの時、確か宮殿の人達がパラパラっと今は本当に王様が怖い、何を考えているか分からない…みたいなことを言っていた気がしたので、この空気にもまんまと騙されまして(笑)
いやー噂って怖いね!なんつって。
だって側室にあのミン氏の企みで危険なトラに生まれ変わってしまったスクビンチェ氏も現れたころだったしさ、うん。
でも、何だかんだこれはどちらも一途すぎるあまりに、どちらも気を引こう!何ていう感じだったみたいで、特にスンのオクチョンへの気の引き方でチェ氏を利用していたり…。

この一途だからこそのこじれも、醍醐味でした!
ミン氏も言っていたけれど、本当にオクチョンとスンの壁は固いなぁと、本当にこの2人の一途さにはめちゃくちゃやられました♡

余談ですが、トンピョン君はずーっといい人でしたし(オクチョンへの気持ちは、なかなか切なかったけれど)、チャンヒョンの国舅(クック)になるという腹黒い企みの野望もなかなかでした。

最終回では、こういった展開なわけなので、なおさらこの2人がハッピーエンド♡で終わるのかなと思っていたわけですよ。
ラストに近づくにつれて、何だかんだすれ違いな2人の距離感も縮みつつありましたしね。
でも、最後は本当に衝撃的でした…。
イスンのチャンオクチョンへの愛はしっかりと伝わったけれど、ハッピーエンドというわけではなくさみしさというか切なさが残って、グッと来た結末。
あんな悲しい結末でも、2人の一途さはしっかりと伝わる終わり方だったので、これはこれでよかったのかな…。
サブタイトル?で愛に生きる、とついてますがまさにそうだよなという結末でした。

さてそんなチャン・オクチョン、OSTも聴きごたえたっぷりな楽曲ばかりがずらりと揃っていました♪
特にOPで毎回出てきた、帰国政争(feat.イムユンジョン)は、入りの♪ええぇぇ~い~♪(ちょっと違う?)の力強い声は本当に印象に残ってハマりました。
この他にも、イムジェボムの雨が、イスヨンの君に届きますか、イジョンの聾唖、ZIAの夢ででも、Pageの愛に生きるの、Rumble Fishの春の季節、シンチョアのはるかに。
花の涙(feat.クソンヒ)、蝶々を歌う歌(feat.イムユンジョン)、不滅の恋人(feat.クソンヒ)、犠牲の対価(feat.イムユンジョン)など、魅力的な曲ばかりでした。
またそれぞれのシーンのテーマとなっている歌詞のない楽曲も、チャン・オクチョンの世界の盛り上がりにばっちりでしたよね。

チャン・オクチョンは、キムテヒとユアインが共演したことも話題になりました◎
またKARAのハンスンヨンやイサンヨプやジェヒ、ベテラン俳優陣のソンドンイルなど、キャスト陣も豪華でした!
そんなチャン・オクチョンは、名作トンイとのつながりとして、チェムスリがチェ氏として出るのも話題になりましたよね。
このようにトンイやイサンへのつながりがあるというところも、面白い部分でした。
ちなみに、チャンオクチョンという人物は、このドラマでは本当に一途で素敵な女性といううイメージが浮かぶ存在でしたが、実際は悪女として有名。
…しかも、朝鮮時代3本の指に入る、とまで言われていますから、めちゃくちゃ悪女である意味有名だったわけです。
(でもそれと同時に、美人だったということも有名)
もう少し深く掘り下げると、残りの悪女2名は、チョンナンジョンとチャンノスクだそうですよ★
こういう風に歴史も少しずつ紐解いていくと、また新たな面白い発見がありますね♪
そんな歴史上の人物、チャンオクチョンに対し、全く違う一途な視点で描かれていた、時代劇的韓ドラでした!