まるの韓国ドラマ備忘録

自分が観た韓ドラだけのあらすじ・ネタバレ・感想・OSTなどをツラツラと…♡あぁ、韓ドラ愛が止まらない…♡

SKYキャッスル

◎SKYキャッスル◎

・2018年
・全20話
OST、シナリオ集、DVD

 

*キャスト

ハンソジン・クァクミヒャン(ヨムジョンア)
イスイム(イテラン)
ノスンヘ(ユンセア)
チンジニ(オナラ)
キムジュヨン・ジェニファー(キムソヒョン)
カンジュサン(チョンジュノ)
ファンチヨン(チェウォニョン)
チャミニョク(キムビョンチョル)
ウヤンウ(チョジェユン)
パクスチャン(ユソンジュ)
カンイェソ(キムヘユン)
カンイェビン(イジウォン)
ファンウジュ(カンチャニ*SF9)
チャソジュン(キムドンヒ)
チャギジュン(チョビョンギュ)
チャセリ(パクユナ)
キムヘナ(キムボラ)
パクヨンジェ(ソンゴニ)
ウスハン(イユジン)
チョテジュン(イヒョンジン)
キャサリン・ケイ(チョミニョ)
ユン女史(チョンエリ)
チェイノ(ソングィヒョン)
イミョンジュ(キムジョンナン)
イガウル(イジュヨン)
キムウネ(イヨンス
ムヒョクジェ(カンムンギョン)
チェドンソク(イチャンフン)
パクインギュ(ハングンソプ)
ミンジャヨン(ウジョンウォン)
イチュソン(クォンシヒョン)
チョンジンマン(ウジヒョン)
ローラチョン(ユヨン)
チャンミ(チャンミ*AOA)

 

*あらすじ&ネタバレ

SKYキャッスル、ここは大学病院の医師やロースクールの教授といった、富裕層が住むことができる超高級住宅街。
ここの住民であるハンソジン達は、子供たちをソウル大学などの名門大学に合格させるために、教育熱心な日々を過ごしていた。
ある日、ソジンはイミョンジュの息子であるパクヨンジェがソウル大学医学部に合格することができた秘訣を教えてもらう。
その秘訣とは、入試コーディネーターを高額で雇うという方法だった。
この話を聞いた数日後、何とミョンジュは夜中に雪が降る中、銃で自殺を図ってしまう…。
果たしてこれから先、一体どうなってしまうのか!?
韓国の学歴社会の風刺はもちろんのこと富裕層内でのお受験戦争や、それぞれの家庭の事情が描かれている、社会派ヒューマン的韓国ドラマです。

 

*感想&見どころ

まず、SKYキャッスルの「SKY」の意味は、Sはソウル大、Kは高麗大、Yは延世大で、韓国の超難関大学の意味を指すのだとか。
とにかく韓国の学歴社会は、凄まじいことで有名ですが、この韓国の学歴社会の風刺も話題になったそうです。
ドラマ内でも、「SKYじゃなければ人じゃない!」という衝撃的な発言もありましたよね~。

そんなSKYキャッスルは、韓国でも社会現象になったということで話題になりましたが、とても面白かったです!
社会現象になる理由もわかりますし、本当に次から次へと色々なことが起こるので、目が離せませんでした。

個人的に、ただ何となくお金持ちな家族が生活する超高級住宅街で、高学歴なママ友たちが、プライドの高さから、嘘をついたりだましたり、相手を蹴落としたり…。
そんな感じで、お受験戦争だけのドロドロが描かれている…というようなイメージだったのですが、フタを開けてみると本当にびっくり!
もうイメージしていた内容とは全然違って、面白かったです◎
そして何といってもすごいのが、最初は疑い深く、仲良くするフリというようなうわべだけの感じで付き合っていたのに、協力して助け合う仲になって、最終的には団結する仲へ…。
この変化っぷりも、よかったです★

最初、キムジュヨンという入試コーデを雇う時に、ノスンヘはハンソジンを探りまくっていたので、ロースクール教授の夫であるチャミニョクのような、激しい教育タイプの人かと思っていたんです。
でもね、全然違って本当に子ども達想いの理解ある母親で、本当によかった…!
あの強烈なミニョクに逆らえないまま、ずーっと言いなりになって生活しているのかなと思っていたんですけど、意外と早く盾突くようになって、ねぇ。
きっかけは、イスイムが引っ越してきて、助言したからなんですけど、マジでスイムが引っ越してこなかったら、本当に子ども達可哀想だったなぁ…と。
本当に、どんどん母親としてたくましく・強くなっていくスンヘは、本当に見どころだったなと思います。
でもねー…だからこそ、本当に普段からいい人だったので、娘のチャセリのハーバード大学の件は、正直ショックだったかな。
もうこれは、本当にミニョクは置いといて、スンヘが可哀想すぎでした…が、見事(!)に子供のことを第一に考えて立ち直ってさらにたくましくなった彼女…本当に立派でしたね。

さらにビックリだなと思ったのが、このミニョクを父に持つのに双子のチャソジュンとチャギジュンの性格の良さ…!
あの強烈なピラミッド云々の教育を受けているのに、あんなに友達想いだなんて…♡
この性格は、スンヘ譲りなのかな?なんて。

で、ソジンなんですけど、ソジンも娘のカンイェソのことを大事に思っているというのはわかるんですけど、ね。
いやーイェソがとにかく強気強気強気!(笑)
ある意味このへこたれない強気な性格は確かに医者に向いているかもしれません、なんて思ったけれど、やっぱり不正はだめよねぇ~。
というか、不正の内容の凄さに正直びっくりしました…というか、この不正もやっぱりあの入試コーデのジュヨンがいたからこそなんですけどね。
なんだかんだ姉イェソに対し、妹のカンイェビンがちょっとひねくれちゃった時もありましたが、何とか挫折せずに立ち直ってよかったなぁと思ってます♪
整形外科医の夫であるカンジュサンは、本当に事件を通してかなり人が変わりましたよね。
あのホテルでのユン女史の前で、泣きじゃくったところとかはかなりビックリしました。

そしてチンジニは、何だかんだソジンをちょっと妬みつつも憧れてたりするわけですが、何だかんだジニが一番SKYキャッスルの家族達の中では平和だったのではないでしょうか。
事件起こっても、息子のウスハンに影響があったわけでもなく、整形外科医のごますり(笑)夫のウヤンウも特にそこまで打撃ないですし。
家族間の中では、一番平和な方?で、何となく安心して観ていられました◎
ヤンウが激しくプライドが高いというわけでもないですし(笑)、何だかんだジニの方がヤンウよりも家庭内では立ち位置上だからかな?
何か、いいバランスの家族だったなぁ、と。

最後に、忘れてはいけない家族はやっぱりスイムと神経外科医のファンチヨンの一家ですよね~。
再婚ということを感じさせないほど、本当にスイムはファンウジュを愛しているし、ウジュはウジュで本当に性格良すぎですし…!
チヨンも優しいですし、富裕層でありながらも、富裕層さをいい意味で感じない素敵な家族でした☆

しかしですねー…そんなウジュだからこそ…そう!ウジュだからこそ、キムヘナがちょっとなぁ…。
何だかんだウジュが好きというよりは、イェソのために利用した感が強いじゃないですか。
そこがちょっと可哀想だったなと思って仕方ないです。
だって、冤罪投獄されで釈放されても、ウジュはヘナが可哀想だとか、本当にヘナのことが好きで、大事にしていることが伝わってきましたし。
もうねーそこが唯一切なかったですね。。

そしてもう少しウジュについて触れると、まさかのあと数か月で卒業なのに高校辞めるよ宣言…これにはびっくりしました。
すごいよなぁ~…本当に頭のいいウジュは、皆の憧れでもあったのに。
もし自分だったら、数か月待って高校卒業してから進学はせずに旅に出るかな…(ってこういうところがまだ自分は、保守的でダメですね~。)
でも本当に頭のいいウジュだからこそ、こういう道を進んで必ず成功するんだろうな、と。

ラストに近づくにつれて、この家族間の問題はもちろんですけど、キムジュヨンの抱えていた過去も浮上してきて、もう色々楽しめました。
ジュヨンの娘のケイのことを考えると複雑ですが…んーーーでもやっぱり、当たり前ですがお受験通じて他の家族不幸にしたらダメですよね。
でもジュヨンも完璧に悪!というわけではなく、慕っているチョテジュンを麻薬中毒者から抜け出させて自分の傍で雇ったり…なんだかんだ、いいところもほんのちっぴりあるんですよね。

最終回は、本当にいろいろなこと(というか、本当にいろいろなことありすぎ(笑))を乗り越えて、ノ家、ハン家、イ家それぞれが、さらに家族として一つにまとまってよかったです!
本当、いらないプライドも捨て去って、本当に子供のことを考えるようになって…変化ありまくりですよね◎
家族間の絆がぐっと深まった結末で、良かったです。
家族間の絆といえば、ジュヨンも娘のケイとの絆が深まったというか…戻ったというか。
これだけ辛いことがあっても、サポートするスイム…さすがですよね。

そして、教育熱心すぎた親達が、それぞれの抱えている教育概念をガラっと変えることができて、本当に良かったなと思いました♪
あの晴れ晴れとして語る姿、本当に皆イキイキとしてましたよね◎
もちろん、なかなかこの風刺により教育事情がすぐに変化する…というわけにはいかないとは思いますが、風刺としては反響からもわかるように、かなり影響力があった韓ドラだと思います。

そんなSKYキャッスルは、OSTもかなり話題になりました。
特にハジンのWe all lieは、もうSKYキャッスルそのもの!と言っても過言ではないほどドンピシャで絶妙でした!
かなり歌詞も考えさせられる歌詞で、かなり考えさせられます◎
チョンダンビのプリンセスメーカーやロマンティックパンチの時間はいつでも私の見方、ABOUTのあなたでなきゃダメ、WAXの休止符、MIIIIのI DO、ユクジュンワンの私だけうまくいけばいいじゃない、
チェジョンインのButterfly、M.Ravelの Le jardin feerique from Ma Mere、ハンソンホのMask&Revelation、M.RavelのBolero、チェジョンインとイムミヒョンとパクチョンウンの Whisper of Evil(feat.Erlkonig)、
パクチョンウンの Kim Ju Youngと Tell you the Truth、パクチョンウンとイムミヒョンのAgalmoery、イムミヒョンのThe Top of one`s desireとWhat I Want、キムテソンとチェジョンインの Endless Nightと We all lie (Orchestra ver.) 、
これらの楽曲も、SKYキャッスルの世界観をたっぷりと演出してくれた曲達でした◎
BGM的要素の歌詞のない楽曲も、同様です。

SKYキャッスルは、ヨムジョンア、イテラン、ユンセア、オナラ、キムソヒョン、チョンジュノ、チェウォニョン、キムビョンチョル、チョジェユンといった、ベテラン実力派なキャストはもちろんのこと、
ムドンヒ、カンチャニ*SF9、チョビョンギュといった、これまた実力派な話題のキャストも出演しており、とにかく豪華なキャスト構成でした。
本当に、キャスト全員の核心を迫る演技力は、目が離せません。
また特別出演ことカメオ出演では、チャンミ*AOAも自身の名前のまま人気アイドルとして出演しており、こちらも話題になりました◎
韓国の学歴社会の風刺として、社会現象を巻き起こして大ヒットした韓ドラとしても有名で、何と視聴率も1.7%から23.8%まで上昇したとのことでした♪
それだけ関心&注目されていた問題でもあることを改めて感じましたし、何といってもストーリーの実力の凄さも伝わる韓ドラでした!